秋田県多読教育研究会
最終更新日 2025年12月2日

秋田県内の学校で、「多読をやってみたいけれども、イメージが全然わかない」「どんな本があるのか見てみたい」という先生は、どうぞご気軽にご相談ください。余裕があれば出張授業も承ります。
更新情報
パンフレットを作成しました。
多読授業実践報告のページに英語多読の語数と期間が成績に与える影響の分析結果 by Gemini(R6年度卒業生の結果)をアップしました。
↓↓メニュー(クリックするとジャンプします)

設立趣意
日本多読学会の設立趣意にもあるように、「母語でも、外国語でも、大量に読書をすることが言語の獲得に非常に有効である可能性が高いのではないか」という意見を見聞きするようになってからかなりの年月が経っています。しかし、日本の公立学校における多読教育の環境改善は一向に進んでおりません。私たちは、学校英語教育の諸問題を解決するための一つの方策として多読教育の可能性を探ることを目指して秋田県多読教育研究会を設立します。
2021年10月16日

日本の学校英語教育の諸問題
私たちは以下のような点に問題があると認識しています。
1)圧倒的に少ない「良質なインプット」
興味が持てるような、理解できる英文に触れる機会がほぼない
2)一律に授業を進めるカリキュラム
わかる子もわからない子も同じ教科書・同じペース
わからなくてもどんどん次の段階に進んでしまう
わからないまま学年は進み、ますますわからなくなる
3)世間一般の英語(教育)の捉え方
英単語を覚えて、文法を覚えれば大丈夫なはず
わからないのは「本人の努力が足りないから」か「先生が悪いから」
単語の小テストをするのは当たり前
4)英語教員の問題意識不足
「全員が」英語を勉強「させられる」ことをどう考えるか
授業研究の割に生徒の英語力が上がらないのはなぜか
かける労力の割に得るものが少ないのはなぜか
これらの問題点を解決するためには、
良質なインプットを増やし、
一律に授業を進めることなく、
単語+文法で大丈夫とはせず、
生徒たちの労力に見合った英語力を、
身につけさせる学習方法を見つける必要がある
と思われます。
本研究会の(当面の)目標
1)学力(英語運用力)向上につながる英語多読を取り入れたカリキュラムの作成と実践
2)県内での多読実践の普及(各地区・校種で1校以上)

そもそも多読とは?
「辞書を引かなくてもわからないところはほとんどないレベルの」「興味の持てる」本をたくさん読むこと
と言えると思います。
これにより、英語脳ができて英文を読むスピードが速くなり、語彙も増えると言われています。
これは共通テストリーディング(問題pdf少し重いです)のことを考えると、ぜひ身につけさせたい能力です。
ただ、児童・生徒の興味やレベルは人によりかなり違うので、「いかに図書を増やすか」というのが一番最初にぶつかる大きな壁です。
特に公立学校ではなかなか難しいです。近年はデジタル図書の定額サービスを利用する学校も増えてきているようです。
詳しくは、日本多読教育学会による英語多読指導ガイドまたは↓のリンクを御覧ください。

活動内容
1)授業実施に向けての準備(校内での環境づくり)
・多読の利点についての情報収集と共有
・実際の準備の手順の提示
・多読教材調達方法の研究
・多読図書の管理及び運営の研究
・教材の開発
2)多読授業の実践と報告
・授業の実施
・HP及びメール等による報告
3)研修の実施
・講演会や学会、Webinarへの積極的な参加
・先進校(実践校)の担当者との連絡

参考サイトリンク
参考映像リンク
当研究会では随時会員を募集しております。
下記の連絡先までメールでお気軽にお問い合わせください。
R7年度の総会は8月29日に開かれました。総会資料
事務局
秋田県立能代高等学校内
大倉昌充 ookura-masamitu@e-akita.ed.jp