多読授業実践報告


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2026年3月30日更新

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令和6年度の報告    英語多読の語数と期間が成績に与える影響の分析結果(R6年度卒業生データから)
令和5年度の報告

秋田県立能代高等学校1年生(を中心とした全校)での実践(令和7年度)

1年生の授業始まる

初めて1年生からの多読の導入を進めることができる。
しかし、単位数が少ない(コミ3コマと論表2コマ)上に、週に一度はALTとのTTが入るので、
今年度は授業内で週一の多読ではなく、放課後や自習時間、長期休業をうまく使って、
「どれだけ2年生になるまでに語数を増やせるか」、
「どれだけ多くの生徒に多読を継続させられるか」
というところを実践研究していきたい。

多読ガイダンス

授業が始まり、新入生たちも少し高校での授業や学校に慣れてきたので、
論表の時間を1コマ使って、多読ガイダンスを実施した。
昨年度の卒業生たちにも同じ内容のガイダンスをしていたので、
ある程度食いつきはいいだろうということは予想していたが、
ほぼほぼ予想通りに熱心に読書に取り組んでいた。
ただ、問題は継続できるかどうかなので、これから予想される「慣れ」「マンネリ化」「結果がすぐに表れない故の興味の薄れ」
にどうにかして対処していきたい。
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夏休み

コスモピアから夏休み特別プランの案内が来たので、全校生徒に呼びかけたところ、
1年生1名から希望が出たので申し込んだ。
5名以上からの申し込みのようであったが、せっかくの希望者のために
とりあえず残りの4名分の枠はあとで考えることにして1名でスタート。
7月25日の段階で「あと4名の枠があります」という再募集をかけた。
合わせて、図書館に本はたくさんあるので、「デジタルが苦手な人はぜひ図書館で」と改めて呼びかけた。
図書館で勉強した帰り際に英語のほんのコーナーで立ち止まっている生徒がいたので
この後は、多読図書のレイアウトを工夫したり、ポスターを作ったりして宣伝をする予定。

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ポスター掲示と多読お試しコーナー設置

3階と2階の人通りの多そうなところに小さいポスターを掲示。

それとともに、図書館内にお試しコーナーを設置した。

初めての授業中の多読

大雨の影響で、クラスの1/3強の生徒が欠席だったため、1年生の授業を急遽図書館で多読授業にした。
初めての図書館での多読だということもあり、途中で飽きて隣の生徒とコソコソ話す生徒が発生。
その都度注意したが、もともと集中力が続かない生徒ということもあり、時間の最後まで続いてしまった。
2コマ目の他のクラスでは、この反省を生かし、授業の最初に「多読授業で絶対に守ってほしいこと」というプリントを配付し、
1コマ目のコソコソ話の例などを踏まえて十分な注意をしてから授業を開始した。
そのためか、2コマ目のクラスは最後までシーンとして読書に取り組んでいた。
3コマ目のまた別のクラスでも2コマ目と同様に十分な注意とプレッシャーを与えた結果、最後までほぼコソコソ話無しで終えることができた。
今後もチャンスがあればいつでも多読させられるように準備をしていきたい。
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令和8年度に向けて

現1年生は英語コミュニケーションのコマ数が3コマ、英表Ⅰが2コマの計週5コマしかなく、さらにその中でALTとの授業もあるので、今年度は多読を授業内実施できないままできたが、
R8年度は英コミが4単位に増えるので、1コマ分を多読授業にすることを提案したところ、快く「やりましょう」と言ってもらえたので、
転勤しない限り、来年度また通年で多読授業を実施できそうになった。
今回は3年前とは違い、先輩たちが残した実績があるので、それを基に具体的な数値(最低ライン4万語、できれば7万5千語以上)を目標に頑張らせたい。
前回実施のときには、読書後のチェックが少し面倒くさかったので、今回はチェックのしかたを大幅に簡略化することにした。
グーグルスプレッドシートを使用するのは変わらないが、図書名を探すのではなく、
「本にID番号をつけて、その番号を入力してチェックをするだけ」というシステムを作ることができた。

この後、さらに使い勝手を良くして、配布できるようになったらこのサイトで公開する予定。

令和8年度に向けて(2)

図書館の司書さんに確認して、本にID番号のシールを貼ることについては快諾してもらった。
このあとは、時間をみつけてシール貼り作業をしつつ、図書館内のレイアウトにも手を付けていきたい。

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令和8年度に向けて(3)


空き時間を使って二日かけて900冊近くの本にID番号シールを貼り付けた。
シールを貼っているときにリスト化し忘れている本や、
リストにはあるのに実物がないもの(おそらく前の学校にはあったもの)
があることに気づき、リストを修正することができた。
学年末考査が終わってから微妙な授業日が続くので、
来年度を待たずに多読授業を始められるように準備を進める。

多読授業のオリエンテーション(改めて)

学年末考査が終わり、語数チェックのシステムの準備もできたので、
試運転も兼ねて多読オリエンテーションからの多読実施をした。
オリエンテーションで卒業生の生データを使って説明した効果があったのか、
1時間目のしかも正味25分程度の実施で3,000語以上読む生徒も何人か出ていた。
新しいシステムでは、生徒が本に貼ってあるID番号を入力するだけで済むので、
前よりもだいぶ回転が良くなったように感じる。
また、生徒入力と同時にこちら側で全員分の取り組みがわかるようにしたので、
生徒へのフィードバックがしやすくなりそうだ。
ランキングも自動的に表記されるようにしてあるので、
もう少し見栄えを良くして定期的にアップできるようにしたい。

プレ多読授業

学年末考査が終わってからの残りの授業を多読に全振りした。
卒業式や高校入試のために授業がつぶれてしまい、多読を5コマできたクラスと
2コマしかできなかったクラスに分かれてしまったが、
とりあえずほぼほぼ普通の多読授業の練習にはなった感じがする。
現在トップの生徒はすでに3万語を超えていて、出だしは順調。
クラスルームにリアルタイムで上位30名の語数ランキング表を表示できるようにしたので、
それなりに張り合っている雰囲気も感じられる。
今回は入力漏れの生徒にピンポイントで声掛けができるので新年度は観点別評価に絡める予定。
早くもサボり気味の、何をやらせても指導に乗ってこない生徒たちも若干みられるが
やる気がある生徒が前回よりも明らかに多い感じがするので、新学期に期待したい。

春休み

生徒の入力最終更新日をこちらで確認できるようにしたおかげで、
春休み中にも多読をしている生徒がいることがわかった。
前回は新年度が始まってからの実践で、波に乗るまでに多少時間がかかったが、
今回は準備万端で4月から実施できるのと、学年全体で週1コマを確実に確保できたので、
絶対に結果につながることを期待したい。

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秋田県立能代高等学校3年生での実践(令和6年度)

3年時の授業始まる

初めて複数年度に渡る多読授業を実施することができる。
昨年度はクラスにより取り組みに偏りが出てしまっていたが、今年度は文型3クラス全て同じ状態で実施できそうだ。
1時間目にあたり、授業内で多読活動を行う意味を確認した。
1)共通テスト(80分で6,000語)対策として、ある程度の長い時間(ここでは40分程度)にある程度の長さ(ここでは3,000語以上)の英文を読み続ける体力づくりである
2)難しいものを速く読もうとするのではなく、速く読んでも意味がわかるものを大量に読むことが大切
3)昨年度は多い人は20万語弱、少ない人は1000語程度と差が出ていた。少ない人は挽回できるように積極的に読むこと
4)他人のじゃまは絶対にしないこと
以上の4点について再確認した後で今年度第1回目の多読授業を実施。皆静かに集中して読めていた。

多読語数ランキングをクラスルームにアップ

頑張っている生徒と、僅差で順位が入れ替わっている生徒のモチベーションアップのために、
語数ランキングトップ10をクラスルームにアップした。
スプレッドシートを共有していつでも見られるようにしたら、チェックしている生徒がいるようであった。
何事も競争原理が大切だとつくづく感じた。

ランキングをトップ20に変更

10万語超え、及びもうすぐ10万語という生徒が増えてきた。
毎週順位が変わるので、順位が気になる生徒のモチベーションを上げるのには効果的だと思われる。

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行事ウィーク⇨期末考査を終えて、多読再開

ほぼ一月多読授業ができていなかったが、久々に3クラス同日に実施できた。
先日実施した模擬試験の長文問題で口語体の文章が出てきていたこともあり、
また、進学に向けて集中し始める時期でもあるのでこれまで以上に真剣に多読に取り組んでいる生徒が多く見られた。
10万語を超えた生徒が5名となり、ベスト20に入るためには7万語を超えなければならなくなってきた。

先週メルカリでNate the Greatのシリーズ26冊を4,200円でゲットに成功。近いうちに図書館に寄付の予定

ランキングを上位30人にまで拡大


少しでもやる気を出させるために、ランキングを30位までに拡大した。



最後の多読授業

高3の秋ということもあり、当初の予定通り2学期中間考査前までで多読授業を終わることになった。
最後の授業にも関わらず、集中できずに隣とコソコソ話してしまう生徒もいたが、ほぼ全員が真剣に取り組んでいた。
この後は現時点での多読に関する取り組み方や感想を全員にアンケートを実施する予定。
最終的には卒業前に、共通テストの成績が出た後で総括のアンケートを実施する予定。
9月に実施した駿台・ベネッセ共催共通テスト模試リーディングの結果と多読語数との相関を調べたところ、
5万語以上読んだ生徒に相関が見られた。この後さらに模試の結果が出てくるので、その都度相関関係を調べる予定。


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3年秋の時点でのアンケート結果

結果(回答数168/186)を見ると
英語が読めるような気がしてきた 23.8%(前回27.3%) (前々回23.6%) (前々々回13.7%)
自分で選べるのでいい      50.0%( 同44.7%) (  同41.4%) (   同45.8%)
これからも続けてほしい     25.6%( 同42.7%) (  同38.2%) (   同40.5%)
普通の授業のほうがいい      7.7%( 同 4.0%) (  同 5.1%) (   同 8.5%)
わからない(判断できない)    17.3%( 同19.3%) (  同12.1%) (   同12.4%)

前回から追加した「多読が模試に役立ったと感じますか?」という質問に対しては
とても感じる           7.7% (前回11.3%)
どちらかというと感じる     49.4% ( 同51.3%)
どちらかというと感じない    19.6% ( 同22.0%)
ほぼ感じない          11.9% ( 同10.0%)
模試を受けていないからわからない11.3% ( 同 5.3%)
であった。

3年生になってからは全員に対して実施しているわけではなく、2年時にあまり多読授業を行っていなかったクラスもあったようなので、
単純に数字を見るわけにもいかないが、アンケート結果から言えそうなことは、
 1)生徒たちに一番好評なことは読むものを「自分で選べる」こと
 2)「普通の授業の方がいい」という生徒はごく少数しかいない
 3)模試に役立ったと感じる生徒が半数以上いる一方、感じない生徒も3割強いる
などである。
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3年生最後の授業

某クラスで最後の授業日だったので、これまで読んだ本の中で面白いと思ったもの3冊を選んで、付箋を貼るようにと指示した。
結果としては、Foundations Reading LibraryのLevel2と3、Pearson English Kidsのディズニーものの人気が高かった。


Foundations Reading Libraryは主人公が高校生メイン/1ページの語数が多くない/話のテンポが早い/登場人物の表情がわかりやすい/英文の難易度が適当/などいろいろな点で高校生にはオススメ。
授業中観察していても読んでいる生徒が多いと感じていたが、やはり単純に面白いのだろうと思った。

多く読まれた本ベスト10

多読に取り組んだ生徒たちの卒業に伴い、全員クロームブックを返却してしまったため、最後のアンケートを取ることができなかった。
代わりに、クラウド上に残されていたほぼ全員の多読チェックリスト(グーグルスプレッドシート使用)からどんな本がどれくらい読まれていたのかを調査した。残念ながら、1番目と4番目に多く読んだ生徒たちのファイルはもうすでに削除されてしまっていたが、結果は以下のとおり。
 1位:Foundations Reading Library 1 Rain, Rain, Rain! 62人
 2位:Foundations Reading Library 1 Bad Dog? Good Dog? 58人
 3位:Foundations Reading Library 2 Trouble at the Zoo 57人
 4位:Penguin Kids 2         Toy Story 55人
 5位:Foundations Reading Library 1 The Tickets 54人
 5位:Penguin Kids 2         Bambi 53人
 5位:Foundations Reading Library 1 Goodby, Hello! 53人
 5位:Foundations Reading Library 1 Sarah's Surprise 53人
 9位:Bookworms Library s      Vampire Killer 51人
10位:Foundations Reading Library 1 Get the Ball! 50人
10位:Foundations Reading Library 2 Singer Wanted 50人
10位:Foundations Reading Library 3 Quiz Night 50人


R6年度卒業生のデータを使ってGeminiで分析

R6年度卒業生のデータ(多読語数、実施期間、模試の結果、共通テストの結果)を使って、Geminiに分析をしてもらった。
分析結果はこちら(PDF)
HTML版(Canva使用)
また、この分析とは別に、多く読まれた本のYLを調べたところ、
1番多かったのがYL0.8(19.38%)、2番目がYL0.6(17.12%)、3番目がYL0.4(14.13%)であった。
この結果から、「まずはYL0.6前後のすらすら読めるものから読むように」という指示をしっかり聞いていた生徒が多かったことがわかった。
「やさしいものをたくさん」という多読の基本に則って実施をした結果がしっかり出たのではないかと思われる。
分析結果3-2にあるように、リーディングよりもリスニングのほうに強い相関が実際に見られたのは(そうだとは言われているものの)驚きであった。
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秋田県立能代高等学校2年生での実践(令和5年度)

 1学期の報告  2学期の報告  3学期の報告

多読授業を始める前の準備

・1年時に全クラスで1時間多読についてのオリエンテーションを実施。オリエンテーション指導案/オリエンテーションスライド
・英語多読の有用性については説明済み。本の難易度についても経験済み。
・4月初めに学年の担当者で方向性について確認。
・週に一度のALTが来る時間に「英語多読&英会話(生徒3人1組で別室で10分間ALTとフリートーク)」を実施することに決定。
・学期末にアンケートを実施し、授業の持ち方等について見直しをすることとする。


授業開始

1学期

1時間目の様子

・読書には比較的抵抗なく、基本的に静かに読んでいたが、英会話の生徒が戻ってきたときに「どんなこと聞かれた?」などという会話が発生。また、読んでいる本に突っ込みどころがある挿絵が出てきたときに「これ見て」という感じで、隣の生徒に話しかける生徒も散見された。

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2時間目の様子

1時間目の反省を活かし、
1)英会話の内容についていちいち友達と話さない(話したければ休み時間に)。
2)ツッコミどころを他人とシェアしたくてもできないように、離れて座る。
3)「他人の読書妨害(その気がなくても注意をそらしてしまう行為)をしない」「妨害した場合は平常点を減点」
以上3点を授業の初めに確認。
その結果、注意をよく聞いて、ほぼ他人との会話もなく無事に1時間終了。英会話は12名実施。

3時間目の様子

・静かに読書が始まり、集中している感じだったが、クロームブックのキーボードを叩く音が聞こえ、そこに近づくと単語の意味を調べていた。
改めて「わからない単語を調べないと読めない本であれば、速読はできないので、辞書なしでも読めるものを読むべきだ」ということを確認した。
英会話は新たに12名実施。

4時間目の様子

・今一度多読についての考え方、最初に読むべきレベルや多読授業の意図を確認するためにプリントを配付して説明してから授業を行った。前回よりも集中して読書に取り組んでいるように見えた。

GW中に全校生徒に英語多読図書の宣伝

グーグルクラスルームの全校生徒のクラスルームに本校図書館の英語多読用図書英語多読についての説明をするためのグーグルサイトをリンクさせた。(2年生の取り組みを他学年にも広げるねらい)

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5時間目に入る前に

・それなりに冊数を読んでいる生徒もいるようなので、「これまでにどれくらいの英語を読んだのかを確かめてもらうため」と「10万語まであと何語あるのか」「100万語まであと何語あるのか」を実感してもらうために、グーグルスプレッドシートで作成した図書館にある本リストのコピーを自分のクロームブックに入れてもらい、これまでに読んだ本をチェックさせた。
この後、本を読むごとに記録をするように指示。
英会話は一回りしたので、3人グループを2人にして、一人当たりの話す量を1.5倍にすることにした。

多読用図書増強

能代松陽図書館から200冊超の図書を借用、及び廃棄されそうになっていた図書を譲ってもらい、多読用図書として711冊を読める体制になった。
このあと、Pearson English ReadersのLevel1が納入される予定。

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5時間目

出張&考査直後だったので自習で多読に挑戦。
「これまでに読んで印象に残っているタイトル」と「多読を続けられそうか(とその理由)」の2つについての調査用紙を配付して、出欠代わりに提出させた。
印象に残っているタイトルは、ORT(本校では安上がりのOST(Oxford Story Tree))のものとFoundations Reading Libraryのものが多いように思われる。
絵が大きめで、1ページあたりの英文の量が少ないので、あまり抵抗なく、ストーリーもわかりやすいので印象に残っているのかもしれない。
「続けられそうか」という問いには、<続けられそう>が75%、<ちょっと厳しい>が8%、<まだわからない>が17%であった。(回答数112)


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6時間目

授業を始める前に、前の自習の時のアンケートを受けて、以下の2点について注意すべきこととして再度確認した。
1)「ちょっと厳しい」という意見に共通していたのは「わからない単語があると読めない」というもので、そもそもの原則(「辞書なしでも読めるものを読む」)に従っていない。「わからない単語が多いものは無理して読まない」こと。

2)「まだわからない」と答えた生徒に多かったのが「この先レベルが上がったときに同じように読めるか不安」のようなものであったが、「必ずしもレベルを上げる必要はない」「レベルを上げてみて難しかったら元に戻せばいいだけのこと」「レベルを上げるのが目的なのではなく、読むことに慣れて読むスピードを上げるのが目的だ」

注意点を再確認し、能代松陽高校からバラエティ豊かな本が加わり、新しくPearson English Readers Level1も加わったためか、これまで以上に集中して多読に取り組んでいたように見えた。ある程度中身の予想ができるので、ディズニーやアニメのものを読む生徒が多いように思われる。チェックしてある蔵書数806冊。(レベルが高いという理由でチェックしていないもの多数)

1学期を終えてのアンケート結果

2年生対象のアンケート(回答数152/188)の結果を見ると
英語が読めるような気がしてきた 13.7%
自分で選べるのでいい      45.8%
これからも続けてほしい     40.5%
普通の授業のほうがいい      8.5%
わからない(判断できない)   12.4%
と、おおむね多読授業に対する感じ方は肯定的なものが多かったので、2学期も引き続き週一で多読を継続することに決定。

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2学期

2学期1時間目

新しいALTが来たので、英会話のほうは少し緊張感が感じられた。読書のほうは予想以上にまじめに取り組んでいるようだった。

前半を終わって、どんな本をどのくらい読んでいるのかを調査

全員にスプレッドシードを配付して、10月6日(中間考査後)までに提出するように指示。
少しでも回収率を良くするために、「提出するだけで平常点として考える」と伝えた。
調査を始めてすぐに入力した生徒の中で、一番多く読んでいる生徒は、78冊、156,432語を読んでいるようであった。
おそらく授業中だけでなく、放課後や自宅で読んだのではないかと思われる。⇒その後本人に確認したら授業中だけということであった。

調査途中経過で気づいたこと

比較的英語の力がありそうな生徒でもあまり語数が伸びていないようなので、どんなものを読んでいるか調べたところ、
Oxford Bookworms やPearson ReadersのYL0.8〜のもので、1冊の語数が1000語を超えるものを読んでいるようであった。
基本的に読みたいものを読めばいいのだけれども、あくまでも読むスピードを上げるために授業中に取り組んでいることなので、
速く読めるもの(目安として分速100語以上で読めるもの)を多く読むように指示した。
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調査結果から見えてきたもの

ある程度予想はされたことだが、やはりレベルが高めのものを読んでいる生徒が多いことがあらためて確認された。
YL0.8〜1.4くらいの「読んで意味はわかるし、それなりに楽しく読める」本を読んでいる生徒が多いが、冊数がそれほど増えておらず、結果として語数の伸びも少ない。
提出してもらったスプレッドシートにはコメントをつけることができるので、「まずはYL0.5〜0.8くらいのものを片っ端から読む」ようにあらためて指示した。
また、授業で全体に対しても同じことを指示した。
2学期中間考査以降は、図書の配置を変え、「読んでほしいレベルのゾーン」と「それより低いレベルのゾーン」をわかりやすくした。
このあとは冬休み前頃に第2回の調査を行って、その後の取り組み具合を確認する予定。

令和5年度日本多読学会年会での発表を受けて

10月8日の年会で、多読指導の第一人者である古川先生の講演を聞いてきた。講演に先立ちメールで質問を受け付けていたので、質問をしてみたら、なんと一番乗りだったようで、回答集のトップ( 1)~5))に載っていた。
この回答の内容を受けて、生徒には新たに「2年生の終わりまでにYL2.0のものをすらすら読めるようになる」という具体的な目標を提示した。
理数科の生徒を中心に、やる気のある生徒たちは具体的な目標に向けて取り組み始めた感じがした。
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図書の追加

予算がついたため、Pearson Active ReadersのStarterとLevel1を購入。また、メルカリでPearson English Readers Starter24冊が送料込みで1,880円というのを発見し、すかさず購入。一気に40冊程度本を増やすことに成功した。Pearson Egnlish Readers Starterはすでに同じものが1セットあるので、これで読みたい生徒がかぶってもある程度対応できるようになった。リストで確認できる冊数830冊

2学期末の調査

12月8日(金)の朝学習の時間に、グーグルFormsで実施。
結果(回答数157/187)を見ると
英語が読めるような気がしてきた 23.6% (前回13.7%)
自分で選べるのでいい      41.4% ( 同45.8%)
これからも続けてほしい     38.2% ( 同40.5%)
普通の授業のほうがいい      5.1% ( 同 8.5%)
わからない(判断できない)   12.1% ( 同12.4%)
という結果であった。
圧倒的に「普通の授業がいい」という意見が多くなったりしたらさすがに続けるわけにはいかないだろうと思っていたところ、前回よりもむしろ減っているので、3学期も引き続き今の形で継続をしていく。

図書をシリーズ別に机上に準備

生徒たちにできる限り同じシリーズを何冊も読んでもらうために、授業が始まる前に机(多いブロックでは12名座れる)の上にシリーズや難易度別に本を置いておき、「読みたい本がある机に座る」方式に変更。これにより、1冊読み終わってもいちいち立って歩かなくてもよくなり、同じ難易度のものをずっと読み続けられるようになった。
生徒たちはいつも同じ場所に座りがちなので、その場所を観察して読んでほしいレベルのものを置いておくことも可能。
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3学期

3学期がスタート

3学期がスタートし、共通テストまであと1年。まもなく共通テスト模試も始まるということで、生徒たちの読書への取り組みが前よりも良くなっているように感じられる。
今年度の共通テストはまたまた語数が増え、80分で6000語超ということであったので、「授業一コマ50分のうち集中して読書できると思われる40分間で3000語程度を読む」ということを一つの具体的目標として与えた。
冬休み中の補習では昨年度の共通テストの問題にもチャレンジしてみて、その分量や難易度を体験したからか、以前よりも長めのものにチャレンジする生徒が多くなったように思われる。
よりレベルの高いものにチャレンジすることが、長期的に考えると必ずしも効果的かどうかはわからないが、少なくともやる気が出てきているところなので、しばらくは様子を見ながら頑張らせることにする。

記録をこまめにつける生徒が増加

これまで記録をこまめにつけるように話してもつけていなかった生徒たちが、3学期になってから少しずつではあるが記録をこまめにつけ始めていることに気が付いた。
多く読んでいる人の語数を紹介したことにより、
「自分との差を感じて頑張ろうという気持ちが出た」
「語数を定期的にチェックされていると認識して、記録をつけたほうがいいと思うようになった」
等のことが要因として考えられるが、いずれにしても「他の生徒の進度について紹介することは良い方向につながる」ということがわかった。

多読の意味を再確認

3学期になってから少し難しめのものに手を出す生徒が増えてきていた。やる気が出てきたところなのでしばらくはそのままにしていたが、いつまでもそのままでは「速く読む」という一つの目的が達成できないので、原点に戻って「スラスラ読めるもの」をどんどん読むように指示した。

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年度末の調査結果

Googleフォームでアンケートを実施。
結果(回答数150/187)を見ると
英語が読めるような気がしてきた 27.3% (前回23.6%) (前々回13.7%)
自分で選べるのでいい      44.7% (前回41.4%) (  同45.8%)
これからも続けてほしい     42.7% (前回38.2%) (  同40.5%)
普通の授業のほうがいい      4.0% (前回 5.1%) (  同 8.5%)
わからない(判断できない)   19.3% (前回12.1%) (  同12.4%)

今回の調査では新たに「多読が模試に役立ったと感じますか?」という質問を増やしたが、結果は
とても感じる          11.3%
どちらかというと感じる     51.3%
どちらかというと感じない      22%
ほぼ感じない            10%
模試を受けていないからわからない 5.3%
であった。
「とても感じる」と答えた生徒の中には、10万語以上読んで模試も学年で1番になった人もいれば、
ほとんど読んでいないので効果が疑わしい人もいた。
また、「ほぼ感じない」と答えた生徒はほぼ読んでいないに等しい程度しか読んでいないので当然の感想だと思われる。
約半数は「どちらかというと感じる」と回答しているが、読んだ語数は多い人から少ない人まで様々で、
効果があったのかどうかは今の時点では何とも言えない。
この後も引き続き実施の予定。共通テストで多読の効果をぜひ発揮してほしい。
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